熱中症にご注意ください
熱中症の季節がやって来ました
特に短頭種、幼齢犬、高齢犬、心肺疾患や咽頭の疾患を
患っている、太っている、被毛が濃い犬は熱中症の
リスクが高まるためよりいっそうの注意が必要です。
猫は犬にくらべると熱中症の件数は少ないですが、
犬同様の室内環境で過ごさせることが一番の予防に
なります。早めに対策をして安心で快適な夏を過ご
しましょう。
犬は普段、早くて浅い呼吸を繰り返しながら、体温調節をしています。
熱中症になると、呼吸は更に荒くなり、大きく舌を
出して過剰によだれを垂らします。症状が悪化する
とぐったりして、嘔吐や下痢になったり、目が充血
してきたりします。ひどくなると痙攣が起きたり、
意識を失ったりします。最悪の場合、うまく呼吸ができず、
酸欠やショック状態になり、命を落としてしまいます。
熱中症と疑われる症状があれば、すぐに体を冷やしましょう。
体に水をかけたり、保冷剤や氷を使って首や四肢のつけ根を
冷やしたりしましょう。ただ、体温を下げすぎてはいけないので、
タオルなどで調節しながら冷やしてくださいね。意識がある場合は
水分補給も行います。スポーツ飲料を倍に薄めて与えると効果的です。
犬が朦朧としている場合、無理に飲ませるのはかえって危険なので
控えてください。症状が良くなっても、循環器や臓器にダメージを
受けている可能性があるので、急いで動物病院に連れて行きましょう。